戦争 実話4

戦時中の物資

kasou

Hさんに戦時中に特に見た物資を教えてもらいました。
「配給の中に『給食券』というものがあり、それをあつかう食堂を『給食券食堂』と呼んでいました。その券を出すと、うどんやそばを食べることができました。
あと、もみがらのついたお米をビンに入れ、上からたたいてもみがらをとることはよくしていました。
普段食べる食事はかすかにお米が入っている、さつまいものおかゆでした。おにぎりがあこがれでした。
父は、『たばこ巻き機』という機械を使って、自分のたばこを作っていました。」

千人針

「たまに布切れが回ってきて、それに針で糸を通して結ぶんです。それがたくさんついた布を千人針といい、徴兵されていく人が身につけ、『自分には千人の女の命が託されている』と出陣していきました。
残った人々の中でも、空襲で死んだ人たちを、一か所に集めて焼いて骨にしました。火葬場などありませんでしたから。
夜には電球に黒い布を巻くんです。明るいと、敵の爆撃機が居場所を見つけてしまいますから。ほんとに暗かったです。」

Hさんの話をきいていくほどに、私はなんだか怖くなってしまいました。 Hさんはこうもいいます。
「これから教師になる人たちに、戦争の実態を知ってほしい。これから子供たちに戦争を教える人たちにこそ、知ってほしいことなんです。」
私もそのとおりだと感じました。


戦災孤児と空襲