家屋疎開
家屋疎開とは何か
家屋疎開とは、空襲により重要施設へ火災が発生又は、延焼を防いだりする目的で、密集した建物を一部取り壊し、防火地帯を作る事です。
これは、建物を移動させるのではなく、取り壊してしまうという所が人の疎開と異なります。
取り壊す事により生まれた空き地は、主に災害や空襲時の人々の避難先や町の資材置きや復旧時のゴミ置き場として役に立ったのですが、元々の目的であった防火地帯としての役割は、ぜんぜん果たさず、焼夷弾の雨の中ではぜんぜん意味がなかったといわれています。
しかし、行政が勝手に地域を選択して、強制的に取り壊しが行われていったのです。
地域を選択するにあたっては、その地域の有力者が個人的感情で勝手に決めていったと言われているのです。
この家屋疎開は、終戦間際まで行われており、人口2万人ぐらいの都市でも行われ、全国で61万個の家屋が取り壊していたのです。
家屋の取り壊しは軍隊が行い、片付けや撤去作業は、近所の住民が行っているのです。